アノマロカリスというのは

カンブリア紀中期の海に

生息していたとされる

海洋生物です。

 

カンブリア紀というのは

恐竜が地球上に現れるよりも

さらにはるかの昔、

5億4100万年~4億8540万年前

のことです。

 

カンブリアといえば

テレビ東京系列の「カンブリア宮殿」

というドキュメント番組が有名なので

それで聞いたことがある人は

多いのではないでしょうか?

 

見た目はなんかあまり強そうに

見えませんよね。

 

ディノディノ

現在の生物ともかけ離れた容姿をしているでごんす。

 

実は

アノマロカリス、この当時では

最大かつ最強で生態系の頂点に

君臨していた存在でした。

 

この「カンブリア紀という時代は

カンブリア爆発という地球の

歴史上で最も重要といってもいい

ぐらいの大事件が起こっています。

 

カンブリア爆発とは何か?

は以下の記事をチェック!

>>カンブリア爆発の原因とは?生物の特徴に与えた影響とは?

 

 

現在の生物とは

かけ離れた容姿のこのアノマロカリス、

メデイアで取り上げられる機会が

多くなったこともあり、

実は世界中にファンが多いのです。

 

ディノディノ

いかにもゲームに出てくるラスボスみたいで
かっこいいって人気があるのでごんす。

 

白亜紀のヒーローが

ティラノサウルスだとすれば

カンブリア紀のヒーローは

このアノマロカリスだったと

言っていいでしょう。

 

アノマロカリスの
口の構造がきもい?

 

アノマロカリスの形が
確定するまでの変遷

 

もともとアノマロカリスの化石は

発見された当初は触覚の部分しか

見つかっていませんでした。

 

これを見つけた当時の研究者は

エビに近いように見えるので、

奇妙な形をしたエビという意味で

「アノマロカリス」と命名しました。

 

ディノディノ

当時はこの触覚の部分だけでアノマロカリスとされていたのでごんす。

 

なぜ奇妙だったのかというと

アノマロカリスの化石にはエビには

あるべきはずの消化器官が見当たらなかった

ためでした。

 

その後、

さらに口や胴体の化石も

発見されるのですが、

発見当時はこれらが

一つの生き物の一部だとは

考えられませんでした。

 

ディノディノ

口の部分はクラゲ、胴体の部分はナマコの
化石だと思われていたのでごんす。

 

口の部分の化石は太古のクラゲ

だろうということで「ペユトイア」、

胴体の部分は太古のナマコだろう

ということで、「ラガニア」

という名前が付けられました。

 

しかし3つの別々の生き物である

という考えに疑問を持った研究者も

いました。

 

そして1970年代になって、

このエビ、クラゲ、ナマコが一体に

なっている化石が発見されます。

 

この発見によって、それまで

エビ、クラゲ、ナマコだと思われていた

ものが一つの生き物だと判明したのです。

 

こうして、アノマロカリスが

一つの生き物としてアノマロカリスという

名前が改めてつけられたのは

1985年のことでした。

 

 

アノマロカリスの口は?
何を食べる?

 

アノマロカリスの口は

身体の下側についています。

まるでパイナップルの切り口のような

形をしています。

 

前についている二本の触覚

(腕と表現している場合もあり)

で三葉虫などを捕まえて、

食べていたのだそうです。

 

円形の口の中には

歯も生えていたそうです。

 

歯も二重構造になっており、

さらに食道の内側まで

びっしりと歯が生えていました。

 

ディノディノ

アノマロカリスにかじられた三葉虫の化石が多数見つかっているでごんす。

 

2本の触覚(腕)で

獲物をしっかりつかみ込み

二重構造の歯でコナゴナに

かみ砕く、アノマロカリス

 

こんな生き物が

カンブリア紀の海の生態系

で王者として君臨していたのですね。

 

アノマロカリスの噛む力は
それほど強くない

 

ただ、その後の研究で

アノマロカリスの歯は二重構造に

なっていますが、

その噛む力は

現代の肉食生物と比較すると

非常に弱かったことがわかりました。

 

硬い獲物をかみ砕いていたとすると

当然あるはずの傷跡が化石から

見つからなかったこと、

アノマロカリスの胃の内部や

排泄物の化石からも硬い殻を

持った生物の化石は見つかりませんでした。

 

このことから

アノマロカリスは脱皮した直後の

柔らかい身体の三葉虫や

硬い外殻を持たない生物だけを

捕食していたのではないかと思われます。

 

最強のイメージだったので

ちょっとがっかりしてしまいますが、

 

ディノディノ

それでも当時の海の生態系で最強だったことに変わりはないでごんす。

 

アノマロカリスの
最大の体長・サイズは?

 

あのアロカリスの大きさは

一般的なもので60センチメートル

程度だったようです。

 

最大では2メートルに達するもの

も発見されています。

 

2メートルのアノマロカリス

が見つかったのは

1994年で場所は中国の雲南省でした。

 

このニュースに古代生物ファン、

特にアノマロカリスファンは

大騒ぎしたそうです。

 

ディノディノ

それまでのアノマロカリスは何だったんだ!って話になったんでごんす。

 

また、

モロッコでも1メートルの大きさの

アノマロカリスの化石が

見つかっています。

 

面白いことにこのモロッコで

見つかったアノマロカリスは

カンブリア紀ではなくその後の

オルドビス紀のものだったんです。

 

ディノディノ

オルドビス紀は今から4億8540万年~4億4340万年前でごんす。

 

このことからアノマロカリスは

3000万年より長い期間、

生息していたことがわかったのです。

 

 

 

白亜紀のヒーローであり、

恐竜の中でも人気一番のティラノサウルス、

そのティラノサウルスのこんな話は

知っていますか?

 

>>ティラノサウルスには毛が生えてた?Tレックス・羽毛説の根拠は?

 

またティラノサウルと同じ

白亜紀後期、海の生態系の頂点

にいたとされるモササウルスの

話も興味深いですよ!

>>モササウルスが最強?他の恐竜との強さ・大きさを比較!